糸島の自然に包まれて整う、心と体のリズム 晩秋の養生

2025.11.06 ブログ
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風が少し冷たく感じられるようになった糸島。木々は紅や黄に色づき、庭にはどんぐりがコロンと転がっています。空の色や風の音、窓から入る光の角度に、季節の移ろいを感じます。

季節がゆっくりと冬へ向かうこの時期、自然は静かに次の季節への準備を始めています。私たちの体もまた、そのリズムに寄り添いながら整えていくときです。

人の体も自然の一部。季節が変わるように、体の中でもエネルギーの流れ(気・血・水)が変化します。東洋医学では、秋の終わりから冬にかけては「潤い」と「温め」が大切だといわれます。

乾いた風や朝晩の冷えが進むと、喉や肌がカサつきやすくなり、咳や冷え、肩こりなどの不調が出やすくなります。こんな時期は、無理をせず、体を「休ませる・温める・潤す」ことを意識しましょう。

食卓には、糸島の旬の恵みを取り入れてみてください。たとえば、れんこんや大根は呼吸を助け、白きくらげや柚子は潤いを保ってくれます。生姜やねぎは体をやさしく温め、巡りを良くしてくれます。自然の恵みには、私たちの体のリズムを整える力があります。

また、日が短くなるこの季節は、夜をゆっくり過ごすことも養生のひとつ。灯りを少し落として、温かいお茶を飲みながら呼吸を深めてみましょう。静かな時間を持つことで、自律神経のバランスが整い、眠りも深くなっていきます。

鍼灸では、この時期の心身を支えるために、「気の巡り」と「冷えの改善」を意識した施術を行います。冷えやすい手足のツボを温めたり、呼吸を深めるツボを刺激したりすることで、体の奥から整えていきます。

鍼灸しずいろでは、糸島の豊かな自然に囲まれた環境の中で、鍼やお灸を通して、その一歩をお手伝いしています。木々の揺れる音や風の匂いが、心の緊張をふっとほどいてくれます。自然の中にいるだけでも、人の体は「整う方向」へと動き出します。


忙しい毎日の中でも、ほんの少しの時間を見つけて、自然の中で深呼吸を。

[この季節のおすすめのツボ]
「太渓(たいけい)」と「列缺(れっけつ)」
太渓は体を内側から温め、列缺は呼吸と潤いを整えてくれます。やさしく指で押したり、温かいお灸をすえるのもおすすめです。晩秋の養生に、心と体をゆるやかに整える時間を持ってみてください。