鍼灸ができること
Acupuncture effects鍼灸は数千年の歴史がある東洋医学の治療法のひとつであり、
まだ科学的根拠が解明されていない部分もありますが WHO(世界保健機関)で有効性が認められている療法です。
不妊や更年期障害などの婦人科系疾患、自律神経失調症や神経症などの神経系疾患、
耳鳴りやメニエルなどの耳鼻咽喉科系疾患など多岐に渡り、効果が世界的に認められています。
また、鍼灸は治療だけでなくリラクゼーション効果もあります。日常のストレスから心身の疲れを癒すことができます。
鍼灸って痛い?
Pain灸施術
お灸施術とは「もぐさ」というよもぎの葉裏の綿毛だけを集めたものを、ツボ(経穴)のある皮膚の上に乗せて着火し、温熱刺激を与え、生理状態を変化させる施術です。当院の基本のお灸は皮膚の上に直接ひねった「もぐさ」を乗せるお灸を使います。 火を使うので熱いイメージが先行し不安を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では心地よく感じる程度の熱さをベースに灸施術を行います。個人差や症状等にもよりますが、心地よく感じる程度の熱さで十分効果が伝わります。
症状によってはチクッと刺激を与える方法も行いますが、患者さまと相談しながら行いますのでご安心ください。当院は症状やお客さまの感受性、肌質にあわせて刺激量を決めます。熱さが苦手な方の場合には、皮膚との間を空けて行う間接灸や、お灸の煙が苦手な方には煙の出ないお灸や電気温灸器をご用意しておりますのでどのような方でも心地よく施術を受けることができます。
東洋医学のアプローチ
Oriental medicine approach当院の施術では、まず始めに東洋医学での判断基準である『四診』から患者さまのお身体をチェックします。東洋医学は身体の外に見られる所見で身体の中の異常をどうとらえるかをみていきます。寝不足になれば目の下にクマができるように、「身体の中で起こっている異常は、必ず身体の外に反映される」といった考えのもとに、身体を観察していきます。
舌の状態、体格、姿勢、動作、肌のツヤなど心身の状態や変化を視覚的に観察する方法
声の大きさやハリ、咳や呼吸音、体臭や口臭など、聴覚や嗅覚から観察する方法
患者様の話を聞いて病態をチェックする方法
身体に触れる方法、代表的なものは脈・腹・舌・肌質などをチェックします
この四診と東洋医学の独特な思考で人間の健康を構成する3つの要素「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の異常をみながら体質や症状などを見極めて患者様おひとりおひとりのオーダーメイドのツボを選択していきます。
この「気」「血」「水」は、体中に張り巡らされた経絡(けいらく)という道を通り、内臓すべてとつながって、身体のバランスを正常に保つ働きをしています。「気・血・水」の流れが滞ると、その滞った部分に痛みやつらさを伴う症状が起こったり、不調の原因となったりする場合があるのです。この「気」「血」「水」の滞りや不足する場所が「経穴(ツボ)」として体表にあらわれるといわれます。